2020年8月15日土曜日

第9回関根バレエスタジオ発表会を通して感じたこと

 皆さん、こんにちわ

今回は8/13に行われた長女が参加する関根バレエスタジオ第9回発表会の様子をお伝えしたいと思います。


こちらのブログで過去にもバレエ発表会の投稿をしていますが、今回はコロナウィルスによっていつもとは異なる発表会となりました。

今回はそんないつもと違った発表会の様子とともにコロナ禍における個人的な感想を交えてお伝えしたいと思います。

いつもと違う点①開催時期

毎年4月末〜5月初旬に開催されますが、緊急事態宣言なども発令され、一人一人がステイホーム、外出自粛の生活となり、学校や図書館、市民ホール等の公共施設の利用が制限されたため、開催自体が危ぶまれていましたが、発表会の開催を3ヶ月延期しようやく開催にこぎつけた発表会でした。

いつもと違う点②練習風景

発表会は年次のイベントであり、バレエスタジオの生徒は皆、発表会を目標にしてレッスンに励んでいますが、通常のレッスンもコロナ感染を起こさないためにマスク着用し、スタジオが
蜜とならないよう人数を分散して練習に励んでいました。

発表会が近づくと市の総合体育館などを借りて合同練習が複数回開催されます。
いつもなら合同練習は3月〜4月あたりで比較的穏やかな時期だと思うのですが、今回は時期的に梅雨のジメジメした時期と重なりました。

スタジオと同様に体育館でもマスク着用しての練習なのですが、ちょっと想定外の事が起きておりました。

それは気温が一定温度を超えないと体育館のエアコンが使用できないという事でした。
梅雨なので気温はさほど高くないのですが、湿度は高いためとても不快な状況が想像できると思います。

換気のため窓を開放してはいるもののエアコンを使用できず不快さが増している中、マスクを付けて通しのレッスンは大変な練習だったと思います。

いつもと違う点③会場への入退場

いつもなら発表会会場は観覧したい方は自由に出入りが出来ていたのですが、今回はチケット制による全席指定となりました。

全席指定といっても密にならないよう、1列開けた形となり、収容数もかなり制限された状態でした。

生徒の家族、スタッフなど観覧者の名簿を事前に提出して、万が一コロナ感染者が発生した場合でも追跡ができるような対策も取られていました。

受付では妻がスタッフとしてお手伝いしたのですが、フェイスシールドを装着しての対応。
チケットも入場者自身で半券を切り取り、受け渡しで接触を避けアルコール消毒を徹底しておりました。

いつもと違う点④終演後の出待ち禁止

発表会終演後、ロビーでは参加者と観覧者とが写真撮影や花束、プレゼントの受け渡しなど、労をねぎらう歓談の場となるはずでしたがそれも取りやめとなりました。

コロナ禍であっても変わらないもの

このようにいつもと違う発表会ではありましたが、その中でも変わらないものが1つありました。

それは発表会に参加している生徒さん全員が一生懸命になって感動を与えてくれた姿でした。

そんな発表会の雰囲気を少しでも感じてもらえるよう簡単ではありますが以下にまとめます。

今回の発表会は3部構成となっており、1部「小品集」、2部「ドン・キホーテ」三幕抜粋、3部「シンデレラ」全編となっておりました。

長女は1部で「海と真珠(せむしの仔馬より)」からパド・トロワ(男性1名、女性2名)を披露しました。
ゲストの先生である栃木バレエアカデミー高井先生をお迎えして、スタジオで同じクラスの中学二年生の女の子と息のあった演技で魅了してくれました。


2部の出番はありませんでしたが、ドン・キホーテの他の演技者の華麗な踊り、特に見せ場となったキトリのグランフェッテは凄いの一言に尽きると思います。これは是非リアルに足を運んで堪能してほしいと改めて感じました!

3部は皆さんとても馴染み深いシンデレラの演目です。
継母と娘ドリゼラ、アナスタシアにいじめられるシンデレラの姿がコロナに脅かされる人々の感情を重ねて見ておりました。

暴力という負の連鎖に負ける事なく、自身の内面にある優しい心を持ち続けることで苦境を乗り越えていけるものだと改めて感じました。

長女は春の精役として、淡いピンクの衣装を纏い、夏、秋、冬の精とともに群舞している様子もとても綺麗な光景でした。

そしてフィナーレを迎えた発表会ですが、観覧者はいつもより少ないはずなのに会場内は何度となく大きな拍手で包まれておりましたし、華麗な演技を通してコロナなどを忘れさせてくれ、心穏やかに癒やされた一時を過ごす事が出来ました。

ゲストの先生をはじめ、皆さんがとても華麗な演技を見せてくれましたし、長女の演技も昨年以上に素晴らしく今回も目頭が熱くなっておりました。

最後に

コロナによってどうしても行動が制限されたり、気持ちが萎縮してしまいがちですが、バレエ発表会を通して、こうした状況だからこそ人々に感動を与えるものが人を動かす、人に力を与える大切な事だなと強く感じました。

Withコロナ時代はリモートでのやりとりが重要視されていますが、やはりリアルに時間と空間を共有して少しでも多くの人に感動を届けられる活動を私も出来る限り応援していきたいと思います。

来年はまた無事にバレエ発表会が迎えられることを願いたいと思います。