2021年9月4日土曜日

【夏休みの思い出】カブトムシたちから生命の大切さを教えてもらいました

皆さん、こんにちわ。

今回は子供たちの夏休み期間中に家族みんなでお世話してきたカブトムシとクワガタたちの思い出を綴っていきたいと思います。

昆虫を飼うきっかけとなったのは小学二年生になる息子が興味を持った事でした。

我が家に最初にやってきたのは息子の友達が譲ってくれた小さなクワガタの雄でした。
その後、近所の公園でカブトムシのオスやメスを自ら採取する事が出来た事で大変喜んでいました。

息子が夢中になってる姿を見て妻も昆虫図鑑や昆虫のひみつといった本を見つけてきて一緒に昆虫の生態を学んでいました。

私も息子と一緒に虫アミ片手に公園に探しに行ったのですが毎回成果ゼロ。。一方で妻と一緒に行くとカブトムシに出会えるというジンクスも生まれました(笑)

長女と次女は虫が大の苦手、、のはずだったのですがカブトムシとクワガタは例外のようで弟が可愛がってる姿を見てその安心感から家族みんなで可愛がるようになりました。

カブトムシたちの一日振り返り

朝になると子供たちは飼育ケースから庭の芝生の上を散歩させます。

散歩の後はカブトムシたちのごはんを補充です。

ごはんは樹液の成分に似せた昆虫ゼリーを与えます。ホームセンターで購入出来て黒糖味とフルーツ味の2種類を与えていました。

虫たちが過ごす土も専用の昆虫マットというものが販売されています。この昆虫マットは幼虫にとってはごはんとなる、まさに母なる大地といった感じです。

虫たちが快適に暮らすには昆虫マットにある程度水分、湿気が必要となるので毎日表面の湿り気具合を見ながら霧吹きで水をかけてあげます。

その他、昆虫ゼリーをセットするための木製のエサ台に朽木、枯れ葉を配置します。

枯れ木は湿気によってカビが生えてしまうため頻繁に天日干しにしたり表面を削ったりを繰り返し清潔な環境で過ごせるよう努めました。

基本的に夜行性ということで昼間の様子はというと、雌たちはマットの中、雄たちは枯れ葉の下に身を隠して暮らすという感じでした。

夜になるとみんな活発に動くようになります。時折夜中にバサバサっという羽音がなって最初は気になっていたのですが、それも自然と慣れてしまいました。

夜どのくらい活発に動いているのかをアクションカメラで定点観測してみたのですが、このミヤマクワガタのメスなのですが飼育ケースをところ狭しと繰り返し歩き回っておりました。


夏の終わりとともに訪れたカブトムシたちとの別れ

その後も私が奥多摩にツーリングに行った際に購入したミヤマクワガタのつがいなども増えていき最終的には飼育ケースが大小合わせて6つまで増えておりました。

カブトムシたちにはそれぞれ名前を付けて愛着をもちながら世話しておりました。

  • カブオ、チビオ、ハヤオ、カブスケ(カブトムシのオス)
  • カブコ、チビコ、カブミ(カブトムシのメス)
  • ミヤオ(ミヤマクワガタのオス)
  • アーモンド(ミヤマクワガタのメス)
  • クロ、アカ(ヒメノコ)

今年の夏休みもコロナ禍で子供たちも羽を伸ばして思いきり遊ぶこともできず、お盆休みに実家への里帰りなどもできずにいましたが、そんな中カブトムシたちが子供たちの心を和ませる存在となっていました。

次女は虫たちの写真をかわいらしく加工したり、息子は折り紙でたくさんのカブトムシやクワガタを生み出しておりました。


そんな楽しい時間を過ごしていましたが、夏の終わりが近づくにつれ、虫たちの別れが相次ぐこととなりました。

カブトムシやミヤマクワガタが成虫として過ごす期間はおよそ1~2か月となっています。

厳密に管理された飼育であればより長く生き続けることが可能のようです。

全くの初心者だった私たち家族も書籍やネットの情報から少しでも長く生きてもらえるよう努力してきましたがやはりその時はきました。

カブオとミヤオ、そしてチビオが立て続けに天国に旅立ったときは子供たちはショックだったようです。

4番目に旅立ったのはハヤオという体が一番大きく元気に動いていたカブトムシのオスです。

そんなハヤオも少しずつ動きが鈍くなっていき前足も自由が利かなくなってしまいました。見ている私たちも痛々しい気持ちになっていたのですが、そんな満身創痍な体となってもハヤオは残された4本の足で常に前へ前へと歩みを止めませんでした。

バランスを崩してはひっくり返ってしまい自力では起き上がることが出来なくなってしまいました。

ハヤオが亡くなる前の3~4日間は家族みんなでハヤオの様子を見てはケアをしていました。

かなり体力が衰えてしまい今夜が最後のお別れかも、と何度も思っていましたが、本当にハヤオという子は命ある限り前を向き続けていたと思います。

最後は触覚のみを僅かに動かす程度でしたが、妻や次女、息子に最後を看取られて天国に飛び立っていきました。

カブトムシたちから生命の尊さ、大切さを教えてもらいました

息子がきっかけとなり家族みんながカブトムシたちに解像度高く接した夏休みとなりました。

生あるもの、いつかは別れが来るという営みをカブトムシたちは身をもって教えてくれたと思います。

健気に、たくましく命の灯の続く限り、歩みを止めない姿に非常に胸を打たれました。

人間が誕生する以前の太古の時代から生命を紡いできた昆虫たち。

幼虫からさなぎ、成虫になる過程。木々や土に再び活力を与える役目までも果たしている虫たちの偉大さ、素晴らしさを知りました。

同時にこうした生命を育んできた、かけがえのない地球を守っていかなければならないと改めて感じた夏休みでした。

最後に息子と次女で合作した絵本(アニメーションGIFなので画面切り替わります)をシェアして締めくくりたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました!