今回は、私にとって初めての挑戦となった「SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」についてお伝えしたいと思います。
雨の中のスタートから石川県千里浜での感動のゴールまで、忘れられない記録をお伝えしたいと思います。
SSTRってどんなイベント?
SSTRは、太平洋側から日の出とともにスタートし、日没までに石川県の千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイにゴールすることを目指す、バイクのツーリングラリーイベントです。
全国各地からライダーが集まり、それぞれのスタート地点から千里浜を目指します。
単に距離を走るだけでなく、道の駅などでポイントを獲得したり、地域の応援ポイントに立ち寄ったりと、ツーリングと冒険の要素が詰まったイベントなのです。
今回で13回目を迎えるSSTRとなりました。
準備も楽しみの一つ!
SSTRにエントリーすると、事前にゼッケンが郵送されてきます。このゼッケンをバイクに貼り付けるのが、いよいよ始まるぞ!という気持ちを高めてくれます。
私のバイクにも誇らしげにゼッケンをペタリ。
ゼッケンはイベント終了後も記念に残したかったので、ゼッケンシールをラミネートに貼りつけた上で両面テープで固定しました。
さらに、このゼッケンをモチーフにオリジナルのSSTRグッズを作るのも参加者の楽しみの一つのようで、SSTR諸先輩がたのアイデアを参考に私もいくつか作成しました。
ルート設定も楽しみの一つ♪どこを通ろうか、雨だったらどうするか、あーでもないこーでもないと試行錯誤を繰り返してました。
SSTRのHPでは初心者向けのガイダンスも掲載されており、行程表を作ることを薦めていたため、私もそれにならって作成しました。(これはやっておいて良かったです)
天気予報とにらめっこ
日が近づくにつれやっぱり気になるのは天気。
バイク乗りとしては雨よりも晴れの日に気持ちよく走りたいと思うのは常。ましてや日の出、日の入りを冠してるイベントなので尚更ですね。
そんな想いとは裏腹に出走日はどの天気ニュースを見ても☂️マークのままでした💦
いざ、スタート地点へ!
私がスタート地点に選んだのは神奈川県鎌倉市七里ヶ浜でした。
晴れていれば富士山も望める綺麗な場所なので、日の出に映える富士山を拝んでスタート出来たら最高なロケーションだと思います。
自宅から七里ヶ浜まで2時間程度かかることになりますが、初参加ということもありなるべく体力を温存したいと考え、前日にスタート地点近くに移動して仮眠出来る場所で待機する方針としました。
待機する場所に選んだのはスタート地点近くのスーパー銭湯「竜泉寺の湯」でした。
前日から既に雨が降っており、カッパにブーツカバーと完全武装した格好で向かいました。
立体駐車場になっていたため、バイクも雨をしのげたのは良かったですし、雨で冷えた体を温泉で温まる事が出来、また夕食も美味しく頂きました。
それから午前2時の営業終了まで、休憩室で仮眠を取らせてもらい、その後はさらにスタート地点近くのマクドナルドへ移動です。もうすでに土砂降り状態でございました💦
スタート地点の七里ヶ浜駐車場に着いて知った事ですが、夜間閉鎖で駐車場は入れず。。
仕方なく駐車場の門の前で、日の出時刻まで待つことに。
待っている間、ちらほらとSSTR参加者のバイクが走っていき、思い思いのスタート地点に向かっていました。
そして待つこと10分ほどで日の出時間を経過、ついにスタートです!
早速江の島辺りからスタートしたであろう参加者の方とお互いエールを送り合います。
土砂降りの出発となり、正直これが道中ずーっと続くなら「マジか…」と心が折れかけましたが、これもまたSSTRの醍醐味と自分に言い聞かせ、雨を楽しむ気持ちでアクセルを開きます。
雨、そして時折の青空
土砂降りの中を走り続けること2時間ほど。最初のチェックポイントにしていた山梨県の「道の駅つる」に到着。徐々に雨足も弱まり、一瞬青空が覗く瞬間も!「ひょっとしてゴールは晴れてくれるんじゃね?」そんな思いもよぎって、めっちゃハイテンションなってました(笑)
チェックポイントで着実にポイントゲット!
SSTRのゴール条件を満たすにはいくつかのチェックポイントでポイントを獲得する必要があります。
道の駅などに立ち寄り、SSTR専用のアプリを使って着実にポイントを稼いでいきました。
他の参加者と思われるライダーとのすれ違いも多く、お互いにエールを送り合っているような、一体感を感じられました。
今年の元旦に大きな地震に見舞われ、さらには豪雨災害に打ちひしがれた石川県能登への応援の気持ちを込めて、能登の被災応援ポイントにも3箇所立ち寄りました。
少しでも力になれればという思いと、現地の状況を肌で感じることができた貴重な経験でした。
感動のゴール、そして達成感
そして、ついに!ゴールの千里浜なぎさドライブウェイに無事到着しました!
残念ながら曇り空で夕陽を見ることはできませんでしたが、全国各地からゴールしたライダーたちの表情は皆、達成感と喜びにあふれていました。
私もその一人として、言葉にならないほどの感動を味わいました。
前半は土砂降りの雨、後半は気温が下がり寒さとの戦いでしたが、この達成感は何事にも代えがたい貴重な体験です。
バイクでしか味わえない、この特別な経験。
SSTRは、私にとって忘れられない素晴らしい一日となりました。
来年もまた参加したい!そう強く思わせてくれる、最高のイベントでした。
SSTR初参戦レポート、いかがでしたでしょうか?
このブログ記事が、SSTRの感動を伝える一助となれば幸いです。