2019年12月30日月曜日

今までありがとう!〜奥さん実家の小さな家族たちとの思い出〜

今回は奥さんの実家で暮らしていたにゃんこのお話を綴っていきたいと思います。

実家には二匹の可愛い猫たちが暮らしていました。

それぞれピースケとハナという名前ですが、長年暮らしているので猫というよりも完全に家族の一員という存在でした。

過去形でお話ししているのは年下のハナちゃんは2年前に亡くなり、今月の12/16にはピースケも天に召されていきました。

ハナちゃんは17歳、ピースケは21歳と9カ月の一生を終えました。


ピースケ
ハナ

沢山の思い出と安らぎを残してくれた猫たちの軌跡を少しでも残しておきたくブログに綴りました。

猫たちの生い立ち

私の妻とピースケが出会ったのは、まだ妻が`大学生の時代まで遡ります。

バイト帰りに生まれて間もない猫の赤ちゃんが公園に捨てられているところに偶然遭遇し、拾ってきたのが最初の出会いと聞いています。

捨てられた子猫は二匹だったのですが、一匹は衰弱が激しく間もなく亡くなってしまったそうです。

ピースケも衰弱はしていたものの、一生懸命に看護した甲斐もあり持ち直してくれたそうです。その後20年以上も元気に暮らせていたのはピースケが生まれながらにして生命力の強さを備えていたのかもしれません。

ハナちゃんとの出会いも義母が生後1ヶ月くらいの時に道端に捨てられていたところを拾い上げて帰ってきたのでした。当時は顔も傷ついていたり痛々しい状況だったそうです。

二匹は正反対の性格

ピースケは完全に家族の一員として、というよりも実家の主人、守護神といえるような存在でした。

家の中の異変がないかチェックして闊歩するような堂々としているイメージです。
それでも抱っこされたりすると気持ちよさそうに甘えた声を出したりとどちらかというと社交的な性格だったと思います。



一方、ハナちゃんはとても人見知り、恥ずかしがり屋のにゃんこでした。
しかもピースケが若干気性が激しいのでよく追いかけられたりして大変だったかも知れません。



正反対な性格をもつ猫でしたが、奥さん家族から愛情をいっぱい受けていたと思います。

私と猫たちの最初の出会い

初めて私が猫たちと出会ったのは今から15年以上前、妻と付き合い始めてしばらくしてのことでした。

妻の実家に初めてご挨拶に行くことになったのですが、奥さんからはピースケという猫は宅配便のドライバーなど家に訪問してくるものには常に臨戦態勢で威嚇し、噛みついてくるから気を付けてね!と念を押されていました。

彼女の親とも初対面という状況でかつ猫の襲来に備えないといけないということで一抹の不安を抱えておりました。

そしてついに訪問当日がやってきました!

かなり身構えて訪問したのですが、何故かピースケは不思議と威嚇する事もなく家に通してくれた事を覚えています。お義母さんも「初対面の相手に心許すなんてほんと珍しいねぇ」と言われていました。

ハナちゃんとの初対面は、人見知りという事で家具の上に上がってなかなか近づいてくれなかったですが、時間が経つにつれ、猫じゃらしなどで遊んであげたりして少しずつ心を開いてくれたようでした。

何度か通っているうちに猫たちもより安心感が芽生えたのか、猫との戯れて癒しの時間を
過ごす事が出来ました。

時が経つにつれ、私たちも結婚し、子供を授かり、里帰りすれば常に猫たちが赤ちゃんを
興味津々に覗いてみたり、じっと見守ってくれた事がとても印象深い思い出です。
長女とピースケ
次女とハナちゃん
末っ子とピースケ

災難なこともあったけど

印象深い出来事といえばちょっとした災難もありました。

ハナちゃんは実家がマンションに引っ越した際に、引っ越し業者の人間が出入りして家具を取り出していく様子をみて非常に怯えてしまって、人見知りに拍車がかかってしまったり、ひどい歯槽膿漏にかかってしまい、治療のため首輪にラッパのような器具をつけられて不便な生活を強いられた時期もありました。

ピースケも基本的に室内で暮らしていたのですが、常に外の世界にも興味を持っていたのでちょっと飛び出して冒険していました。

ただ冒険をしすぎて自宅の場所がわからなくなってしまい行方不明となってしまいました。その時は家族総出でピースケ探しをしたことを思い出します。ピースケが見つかったのは怖くなってマンションの隙間に隠れ続けていたところをようやく見つかって、無事に見つかってほっと安堵したことを思い出します。

安らかに眠ってね

妻実家の家族、そして私たち家族から愛情いっぱいに暮らしたピースケとハナ。
猫たちの体を撫でてあげると気持ちよさそうにしている姿が目に焼き付いています。



猫たちとの別れは本当に悲しいものですが、妻や義母が出会わなければすぐに消えてしまったかもしれない命を一生懸命に生きた姿、思い出を胸にしまっておきたいと思います。

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